天(そら)は赤い河のほとり/シトラスの風~Sunrise~@東京宝塚劇場 2018/05/17

宙組新トップ・コンビ大劇場お披露目公演。

(少なくとも業界では)「天河(てんかわ)」の略称で知られる『天(そら)は赤い河のほとり』。原作/篠原千絵。脚本・演出/小柳奈穂子。
真風涼帆のカイル、星風まどかのユーリが、当て書きのようにハマって成功。ことに星風のユーリは、荒唐無稽なファンタジー内リアリティを支える鍵となるが、天真爛漫で前向きなキャラクターとしてドラマを引っ張った。それを受け止める真風のカイルの懐の深さを感じさせる好演があったればこそだが。芹香斗亜のウセル・ラムセスも、軽薄に見えつつ芯があるという役柄をさわやかにこなす。
超ダイジェストながら、小柳演出は脇のストーリーもしっかり見せる。ことに、純矢ちとせのナキアと星条海斗のウルヒ・シャルマの悲恋、澄輝さやとのネフェルティティの覚悟、という悪役に見える存在のドラマも奥深く描いて、作品に幅を与えた。
ゲームソフトの音楽を手がける下村陽子の起用も当たった。

『シトラスの風』作・演出/岡田敬二
1998年宙組誕生の折の演目の改訂版再演。初演を同年8月6日にTAKARAZUKA1000days劇場で観ているが、さすがに記憶の遠のく中、ゴスペル的楽曲が印象的な「明日へのエナジー」は覚えていた。全体にオーソドックスな内容、構成だが、フィナーレのエトワールを星風まどかが務めたのに驚いた。そんなやり方もあるんですね。

宙組、順風満帆の船出です。

 

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