[Tony2018] Prince Of Broadway@Friedman Theatre(241 W. 47th St.) 2017/08/03

princeofbroadway8月3日にプレヴューを開始した『Prince Of Broadway』は、プロデューサー、演出家として活躍してきたハロルド・プリンスの足跡を辿る名場面集的内容で、2015年の10月から12月にかけて、東京のシアターオーブと大阪の梅田芸術劇場メインホールでワールド・プレミア公演が行われ、宝塚歌劇団星組トップだった柚希礼音の退団後初出演作として話題になった。
東京公演を観たが、演出に、御大ハロルド・プリンスと並んでスーザン・ストロマンの名前があり、音楽監修がジェイソン・ロバート・ブラウンと来れば、これは“本気”モード。役者もブロードウェイの主演クラスが並び、しっかりと作られていた。ただ、同趣向の『Jerome Robbins’ Broadway』『Fosse』が、振付家から演出家へと進んだジェローム・ロビンズやボブ・フォッシーの“演出・振付の再現”という一貫性を備えていたのに比べると、ハロルド・プリンスはプロデューサーとして出発した後に演出家になっただけに、再現される場面が必ずしもプリンスの演出とは限らず、振付に到っては全く他人の仕事だったりするわけで、その辺りに若干割り切れないものを感じたのも事実。
で、ブロードウェイ版をプレヴュー初日に観た。日本版で柚希礼音用にあったダンス・ナンバーがなくなって、こぢんまりした印象だが、その分、“わかる観客”に向けて歌を強化した感じの、確かな仕上がり。前述の『Jerome Robbins’ Broadway』『Fosse』がダンス主体だったことを意識したのかもしれない。ただ、ブロードウェイ作品としてはスケールの小ささは否めない。
残念ながら、10月29日に幕を下ろした。

★from WEBsite Misoppa’s Band Wagon (05/01/2018)

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