NYMF(New York Musical Festival)2018 #2

IMG_0773●Sonata 1962@Acorn Theatre(@Theatre Row) 2018/08/02 13:00
●Mythos:The Crimson Chorus@Green Room 42 2018/08/02 18:00
●Fatty Fatty No Friends@Green Room 42 2018/08/02 21:30

『Sonata 1962』は、1962年のアメリカを舞台に描く、LGBTQ差別の悲劇。
病院から帰って来た娘を腫物を触るように扱う母親とその友人。どうやら記憶の一部を失っているようなのだが……というところから始まる謎解き。
音楽の才能を認められて親元を離れ入学した先で、親しくなった同性の友人に抱くほのかな恋心。冒険のつもりで2人で出かけた違法なバーで、アルコールの入った勢いもあってキスしたところに警察の突然の捜査が入る。飲酒以上に同性愛を問題視されて放校になったことを知った母親は、医師に相談。医師はショック療法を勧め、母親はこともなげに受け入れる。ケネディ時代のアメリカの普通の家庭での出来事に客席もざわめく。
冒頭で本人が歌う、記憶をなくす以前に自分で書いた歌がキーになるモチーフとして使われて、そのアイディアはいいのだが、全体にギクシャクした印象。楽曲も歌い上げ系が多過ぎて、やや食傷。
作曲・作詞/トーマス・ホッジズ、補作詞・脚本/パトリシア・ラウリー。

以下の2作はコンサート形式での上演。

Mythos:The Crimson Chorusは、吸血鬼と人間との恋愛の葛藤を描いた作品。
これまで複数の吸血鬼ものミュージカルを観てきたが、規模の大小、趣向を問わず、ことごとく失敗していたが(あ、『ポーの一族』は除く。てか、日本の作品はあまり知らない)、これも微妙。
とはいえ、70年代ハード・ロックを髣髴させる楽曲は、勢いがあって悪くなかった。
作曲/デイヴィッド・ヴェラード、作詞・脚本/ヘザー・ジョプリング。

Fatty Fatty No Friendsは、肥満児に対するイジメがもたらす大パニック。
小学校でイジメられて孤立するトミーにエミリーという友達ができた。が、イジメの矛先はエミリーに向かい、エミリーはトミーを中傷するように追い込まれる。そして……。
このエミリーを追い込んでトミーを裏切らせるシーン(1曲)が実に長く執拗なので、これは何かあるな、と思ったら案の定。怒りにブチ切れたトミーは抑制していた食欲を全開にし、イジメっ子たちを次々に食っちゃう。そしてエミリーも。カタルシスがあると言えばあるが、やりきれなさも残る。
楽曲は、その執拗な1曲を除いては悪くない。
作曲/クリスチャン・デ・グレ、作詞/ジョセフ・アンダーソン。

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