The Chronicle of Broadway and me #406(The Rat Pack: Live from Las Vegas)

2005年6月@ロンドン(その2)

 『The Rat Pack: Live from Las Vegas』(6月14日20:00@Savoy Theatre)について旧サイトに書いた観劇当時の感想(<>内)。

<去年(2004年)来た時もやっていた、フランク・シナトラ、サミー・デイヴィス・ジュニア、ディーン・マーティンによる1960年のラスヴェガスでのショウの再現(らしい)。
 “ロンドンもの”の典型の2要素、モノマネとコンサート的ノリを合体させた舞台だが、マーティン役(マーク・アダムズ)の歌がうまく、一夜のお楽しみとしては(半額チケットなら)充分の出来。サヴォイ・ホテル内の劇場に移ったのも、雰囲気としてはプラスに働いているだろう。>

 到着日にレスター・スクエアまで行って半額チケットを買っている。おそらく、出ているチケットの中から、その場で決めたのだろう。到着日だし、気楽に観られるものを、と思ったに違いない。

 英語版ウィキペディアによれば、試演は2000年から(ロンドン以外の)地方公演として始まっていたらしい。その後、改良を加えつつイギリス国内をツアーし、ロンドン入りは2003年。劇場はロイヤル・ヘイマーケット。6週間限定の公演を行ない、好評を受けて、さらに6週間の延長。そこからストランド劇場に移ってロングランを続けた後、この年の5月にサヴォイ劇場にやって来たばかり。

 観た時の出演者は、前述のディーン・マーティン役マーク・アダムズと、シナトラ役のスティーヴン・トリフィットがウェスト・エンドでのオリジナル・キャストだった人。サミー・デイヴィス・ジュニア役の オリジナル・キャスト 、ジョージ・ダニエル・ロングはすでに降りていて、出ていたのはジャイルズ・テレラ。後にウェスト・エンド版『Hamilton』でアーロン・バーを演じて2018年オリヴィエ賞の主演男優賞を獲る人 。
 演出・振付はミッチ・セバスティアン。

 ロンドンのこうしたモノマネ+コンサート的ノリ作品の常で、その後も何度かリヴァイヴァル上演されているようだ。

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