The Chronicle of Broadway and me #520(The Plant That Ate Dirty Socks)

2008年8月@ニューヨーク(その2)

 『The Plant That Ate Dirty Socks』(8月8日10:30@Lucille Lortel Theatre)について旧サイトに書いた観劇当時の感想(<>内)。

<ルシル・ローテル劇場恒例の子供向け無料公演。ときどき子供連れに混じって厚かましくも観せていただくのだが、だいたいにおいてレヴェルが高い。
 そして、今回も当たりだった。
 『Little Shop Of Horrors』の一般家庭ユーモラス版の趣だが、性格の違う兄と弟を中心にして展開する家族や友人とのコミュニケーション回復のドラマが、軽快なギャグを交えつつ、けっこう深く掘り下げられる。ロック、ヒップホップ系の楽曲も魅力的で、ぜひ大人向けに拡大版を作ってほしいと思う。>

 原作はナンシー・マッカーサーの書いた同名児童書で、10冊近いシリーズになっているようだ。タイトル通り「汚れた靴下を食べる植物」が出てくる。『LIttle Shop Of Horrors』と比較する所以。
 作曲・作詞・脚本のジョー・イコニスは、10年後に登場する『Be More Chill』の楽曲作者。当作の大人向けの拡大版が作られた、と言えなくもない。
 演出ジョン・シンプキンズ、振付ジェニファー・ウェーナー。

 出演者の内、ジェイソン・スウィートトゥース・ウィリアムズとローレン・マーカスが、『Be More Chill』にも出ている。

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