The Chronicle of Broadway and me #568(Thriller Live/I Bought A Blue Car Today)

2009年8月~9月@ロンドン(その7)

 コンサート的な舞台とコンサート。2つまとめて。

 『Thriller Live』(8月30日19:30@Lyric Theatre)について旧サイトに書いた観劇当時の感想(<>内)。

<マイケル・ジャクソンの足跡を振り返る擬似ライヴで、追悼公演へと変質したのは偶然。
 そっくりショウにもなりきれず(モータウン25周年記念の「Billy Jean」や、「Thriller」のPVの再現に期待したが、ソコソコだった)、優れた歌手によるトリビュートにもならないという中途半端な内容。
 それでもロンドンの観客はオーケーだからな。>

 マイケル・ジャクソンが亡くなったのが6月25日。劇場で売られているプログラムには1枚紙が挟んであり、このプログラムはマイケルが亡くなる以前に作られていること、今新たな内容のものを作成中であること、そして追悼の意が記されている。

 原案・総合監督エイドリアン・グラント、演出・振付ゲイリー・ロイド。
 『MJ The Musical』と違って、特定のマイケル・ジャクソン役などがいるわけではない。

 『I Bought A Blue Car Today』(9月1日20:00@Vaudeville Theatre)について旧サイトに書いた観劇当時の感想(<>内)。

<アラン・カミングのワンマン・ライヴ。タイトルの由来は、アメリカのグリーンカードを得るときの問答にあるらしい。
 リンカーン・センターのライヴ・ハウス、シドニー・オペラ・ハウスで行なって、晴れての帰国公演。歌だけで勝負できる人ではないと思うが、語りのうまさを含めたパーソナリティで楽しく見せる。
 早く次のミュージカル出演を観たいですね。>

 リンカーン・センターでのショウは「アメリカン・ソングブック」シリーズの一環で、アレン・ルーム・オブ・ジャズ・アット・リンカーン・センターでこの年(2009年)の2月に行なわれている。シドニー公演は同じ2月に4回開催されたようだ。
 音楽監督ランス・ホーン。楽曲は、既成のものに加え、ホーンのオリジナル曲が2曲ある(内1曲はカミングとの共作)。

 カミングの次回ブロードウェイ登場作は2013年のストレート・プレイ『Macbeth』で、ミュージカルは2014年の『Cabaret』リヴァイヴァルになる。

 

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