The Chronicle of Broadway and me #371(Carnival Knowledge)

2004年4月@ニューヨーク(その9)

Carnival Knowledge』(4月24日17:00@Soho Playhouse)については、観劇当時、<アメリカのエンタテインメントの下世話な源流を見せてくれるショウ。>という感想を旧サイトに書いている。

ショウを仕切るMCでもあり、スターでもあるトッド・ロビンズは、マジシャン、パフォーマー、作家で、TVでもよく知られている人らしい。『Monday Night Magic』『The Big Apple Circus』にも出演している(2000年5月の『Monday Night Magic』のプログラムに、別の日の出演者として名前が載っていた)。
マジックの他に、電球やワイングラスを食べるとか剣を呑むとか、ちょっとエグい芸も披露する。子供の頃から、そうしたマジックやカーニヴァル的な芸に興味を持って学校に通い、研究してきた人のようだ。

他に、ザノビアことジェニファー・ミラー、トゥウィスティナ、マダム・エレクトラ、ザ・フライング・エボラ・ブラザーズ、ザニトラといった面々の名前がプログラムに載っているが、具体的な芸の内容はすでに記憶の彼方。文字通りの(様々な)曲芸や、曲芸的なダンス・パフォーマンスなどの他に、モノマネやなんかもあったと思うのだが……。

いずれにしても、こういう下世話とも言える芸の蓄積を、個々の体験だけでなく、学校教育という体系立てた形でもつなげていこうという思想がある国の文化が豊かになるのは必然だな、と思う。
渡米時にこうしたショウを見かけたら、のぞいてみることをオススメする。

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