The Chronicle of Broadway and me #654(Legally Blonde: The Musical[L])

2011年7月@ロンドン(その5)

 『Legally Blonde: The Musical』(7月28日14:30@Savoy Theatre)ロンドン版の感想。ブロードウェイ版の感想のアップに併せて2022年1月に公開してあったものに追記しました(<>内が旧サイトに書いた観劇当時の感想)。

<ブロードウェイ版は、2006/2007年シーズンのトニー賞で7部門(ただし作品賞は除く)にノミネートされながら全く受賞せず、結局1年半ほどで幕を下ろした。が、意外にもロンドンでは今年春発表のオリヴィエ賞で作品賞を含む3部門で受賞している。
 その時に女優賞を受賞したシェリダン・スミスはすでに降板。観たのは3人目のエル・ウッズ(ヒロイン)で、半月ほど前に参加したカーリー・ステンソンだが、悪くなかった。
 演出はブロードウェイと同じジェリー・ミッチェル。というわけで、『Jersey Boys』同様、こちらも取り立てて変わっているところはないように見受けられた。
 この作品も、脚本はじめ、よくできていて、新鮮な驚きがあるわけではないが、楽しい。ブロードウェイでもっと当たってもおかしくなかった、と改めて思った。>

 「『Jersey Boys』同様」とあるのは、同じ渡英回に同作のロンドン版を観たから。

 ブロードウェイ産のミュージカルをロンドンで観ると、少し質が落ちているように感じることが多いのだが、これは珍しい例外。
 2009年暮れにプレヴューを開始した公演は、この翌年、2012年4月まで続いている。

 役者は、キャラハン教授役のピーター・デイヴィソンがオリジナル・キャストだったようだ。先輩エメット役はリー・ミード、友人ポーレット役ナタリー・ケイシー。

 (追記)振付もジェリー・ミッチェル。

 

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