★2010年4月@ニューヨーク(その6)
オフの3作をまとめて。
『Love, Linda The Life Of Mrs. Cole Porter』(4月7日20:00@Triad Theater)について旧サイトに書いた観劇当時の感想(<>内)。
<アップタウンの小さなレストラン・シアターで水曜日だけ上演されている 1人ミュージカルで、ジャズ歌手スティーヴィ・ホランドがコール・ポーター夫人リンダの半生を、ポーターの楽曲を歌い継ぎながら描き出す、という趣向。脚本もホランド自身が共同で手がけている。
特別なセットがあるわけでもなく、見た目はピアノ、ベース、ドラムスのバンドをバックにした普通のライヴなので、客も気楽に飲みながら楽しんでいる。
なるほど、こういうミュージカルもありだな、と興味深く観た。>
脚本をホランドと共に書いたのは編曲担当のゲイリー・ウィリアム・フリードマン。
演出ベン・ウェスト。
『Time Step』(4月11日12:00@New Victory Theater)について旧サイトに書いた観劇当時の感想(<>内)。
<子供向け劇場で上演されたタップ・パフォーマンス。
飽きさせないためか、物語仕立てになっていたが、むしろ、ストレートにタップ芸を見せてほしかった。ちょっと食い足りず。>
創案ライアン・キャスプルザク、マーク・ロナーガン、ブレント・マクベス、デレク・ローランド。
演出マーク・ロナーガン。振付ライアン・キャスプルザク、ブレント・マクベス、デレク・ローランド。
『Looking For Billy Haines』(4月11日15:00@Lion Theatre/Theatre Row)について旧サイトに書いた観劇当時の感想(<>内)。
<ビリー・ヘインズは無声映画で活躍した実在の男優で、ゲイであることをカミングアウトしていた。
仕事の上でヘインズに興味を持った現代の若い役者が、その生涯を探っていく、というストーリーだが、ヘインズに関してはさほど掘り下げられず、むしろ、ヘインズ絡みで披露されるタップ・ダンスの方が見どころか。
それにしても、人気絶頂の時に映画会社のボスであるルイス・B・メイヤーから、ゲイであることを隠して偽装結婚しろと命令され、拒否して“恋人”との生活を選び、その後インテリア・デザイナーとして成功する、というヘインズの人生はユニークだ。>
作曲バリー・シンガー。脚本スザンヌ・ブロックマン&ウィル・マッケイブ。
演出スザンヌ・ブロックマン。
現代の若者役ジェイソン・T・ギャフニー。ヘインズ役ジョゼフ・カリネンは、観た日は代役でブランドン・デイヴィッドソン。
“The Chronicle of Broadway and me #605(Love, Linda The Life Of Mrs. Cole Porter/Time Step/Looking For Billy Haines)” への1件のフィードバック