The Chronicle of Broadway and me #547(Forbidden Broadway: Goes To Rehab)

2009年2月@ニューヨーク(その7)

『Forbidden Broadway: Goes To Rehab』(2月25日14:00@47th Street Theatre)について旧サイトに書いた観劇当時の感想(<>内)。

<ついに幕を下ろすことになったオフの名物パロディ・ミュージカルの最終ヴァージョン。
 この舞台が閉まる最大の理由は、間違いなくブロードウェイの低調さだろう。
 何はともあれ、長年笑わせてくれた舞台に別れを告げに行ったわけだが(観たのが最終週だったはず)、最後の観劇でイジられた(笑)。
 前から3列目の中央通路側の席だったのだが、ライザ・ミネリが憑依したジーナ・クライアズマーが舞台を下りてきて、マイクを向けられた。まず名前を尋ねられ、どこから来たのかと訊かれ、日本と答えると日本は大好きだと言い(事実、彼女は『Forbidden Hollywood』のツアーで日本に来ている)、思いつめたように腕を出して「私に触って」と言う。触れるといきなり舞台に駆け上がり歌に戻るという予測不能の一連の動きは、まさにライザ・ミネリそのもの(笑)。
 いい思い出をありがとう。>

 このシリーズの常連だというジーナ・クライアズマーとは前作『Forbidden Broadway: Dances With The Stars』で初めて出会った。出演は他に、クリスティーナ・ビアンコ(『Forbidden Broadway: Dances With The Stars』)、ジェイムズ・ドネガン、そしてマイケル・ウェスト(『When Pigs Fly』『Forbidden Broadway: 20th Anniversary Celebration』『Forbidden Broadway: Special Victims Unit』『Forbidden Broadway: Rude Awakening』『Forbidden Broadway: Dances With The Stars』)。
 創案・脚本・演出はもちろんジェラルド・アレッサンドリーニ。共同演出フィリップ・ジョージ。

 サブタイトルの「rehab」は少し前のエイミー・ワインハウスのヒット曲に引っかけての命名だと思うが、数年のリハビリの後、このシリーズは『Alive & Kicking』として2012年に復活する。

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