The Chronicle of Broadway and me #904(Desperate Measures[2]/Hello, Dolly![2])

2017年9月~10月@ニューヨーク(その3)

 再見の2作品について。

 『Desperate Measures』(9月30日20:00@Theater At St. Peter’s)を観た最初は2006年の9月22日。第3回NYMF参加作品の1つとして。で、11年後のこれが2回目。この9か月後に同じプロダクションながら劇場を移っての公演で3回目を観ることになる。
 ということで、作品の感想は、最初に観た時の感想と(先にアップしてあった)3回目の感想をお読みください。役者は1人を除いて3回目と同じ。その交替についても、そちらに書いてあります。

 作曲デイヴィッド・フリードマン、作詞・脚本ピーター・ケロッグ。
 演出・振付ビル・キャステリーノ。
 

 『Hello, Dolly!』(10月3日19:00@Shubert Theatre)は、6月から始まった火曜夜のみという数少ないドナ・マーフィ出演回を狙って観に行ったのだが、それはいきなりハプニングで始まった。
 序曲からオープニング・ナンバーへと移って、グランド・セントラル・ステーションの場面。大きな拍手に迎えられて登場したドナ/ドリーが、最初のセリフをトチったのだ。でもって、「ごめんなさん、やり直させて! こんなこと初めて!」と言ってリセット。再び第2景のアタマからの再スタートとなった。
 これを観客が鷹揚に笑って許して観ているだけの愛嬌と実績(『Passion』『The King And I』でトニー賞受賞)が、ドナ・マーフィにはある。
 というわけで、ベット・ミドラー版とはまた別のドリー。大いに楽しんだ。

 主要な出演者では、バーナビー役テイラー・トレンシュが休み。ジャスティン・ボウエン(『Chaplin』『On The Twentieth Century』『She Loves Me』)が代役に立ってていた。

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