The Chronicle of Broadway and me #707(Cougar The Musical/Methtacular!)

2012年9月@ニューヨーク(その5)

 オフの2作品について。

 『Cougar The Musical』(9月16日14:00@St. Luke’s Theatre)は、中年を迎えようとする女性3人が若い男性とデートすることで内なる“クーガー”(野生的情熱か?)を燃え立たせようとする、というドラマを演じつつ、それをネタにセックスにまつわる様々な話題を観客と共有しよう、という趣向のミュージカル。……だったと思う。
 客席も、そうした世代の女性で埋まり、盛り上がっていた。

 作曲・作詞・脚本ドナ・ムーアで、楽曲共作者がマーク・バーカン、ジョン・バクシンディン、アーニー・グロス、メリル・レパード、セス・レファーツ。
 演出・振付リン・テイラー=コーベット(『Flight Of The Lawnchair Man』『My Vaudeville Man』)。

 出演は、女性陣が、バブズ・ウィン、ブレンダ・ブラクストン(『Jelly’s Last Jam』『Smokey Joe’s Cafe』『Little Ham』『Chicago』)、キャサリン・ポーター(『Next To Normal』)、若い男性その他女性役までこなすのが、ダニー・バーナーディ。


 『Methtacular!』(9月16日17:00@45th Street Thatre(Upstairs))は、スティーヴン・ストラフォードによる自作自演のスタンダップ・コミック的ソロ・ミュージカル。あるいはソロ・ミュージカル的スタンダップ・コミックか。
 ゲイである自分にまつわる様々なエピソードを語っていく。長く続けているようなので、内容は変わっていってるのかも。

 観た時の楽曲は5曲だけで、内1曲はピーター・アレン&キャロル・ベイヤー=セイガーの既成曲(「A Song」)の歌詞をストラフォードがパロディ化したもの。オリジナル4曲の内、ストラフォードが3曲に関わり(1曲は作曲・作詞、2曲は作詞のみで作曲がウェイド・エルキンズ及びウィリアム・TN・ホール)、残る1曲は作曲・作詞ヴァンス・ギルバート。
 演出アダム・フィッツジェラルド。

 最近の公式配信映像がこちらに上がっている。

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