The Chronicle of Broadway and me #466(The Fantasticks[2]/Chicago[14])

2007年2月@ニューヨーク(その3)

 『The Fantasticks』(2月8日20:00@Snapple Theater Center)と『Chicago』(2月9日20:00@Ambassador Theatre)について旧サイトに書いた観劇当時の感想(<>内)。

<後悔したのは『The Fantasticks』
 ごぞんじ世界最長のロングランを記録したオフ・ブロードウェイ・ミュージカルの“早過ぎる”リヴァイヴァルだが、実際はリヴァイヴァルと言うより劇場を移しての引っ越し公演と言った方がいい。それほど、何も変わっていない。後悔した理由は、その変わらなさにある。
 まあ、演技の水準が低いわけではなく、よくできた舞台であることを再認識もしたのだが、勝手に新演出を期待していたので、その分がっかりした。

 その点、『Chicago』は、 10年を経たものの、作品の象徴的存在であるビビ・ニューワースをロキシー役に迎え、最初期の頃の輝きを取り戻していて、素晴らしい。観るなら今。>

 ダウンタウンで上演していた頃の『The Fantasticks』の感想はこちら。そこに、2006年に始まったこのミッドタウンに移転しての「公演のオリジナル・キャストとして、『Tootsie』で主人公を演じているサンティノ・フォンタナが出ていたらしい。観たけど覚えていない(苦笑)。」と書いているが、今回プレイビルで確認すると、2007年2月にはすでに交替していたようだ。
 で、観た回の気になるキャストを紹介しておくと、老優役のトーマス・ブルースは本作の作詞家トム・ジョーンズ自身、旅役者エル・ガロ役は『Beauty And The Beast』のオリジナル・ガストンだったバーク・モーゼズ、少年の父親役が『Footloose』『Urinetown』のジョン・デイル。
 演出はオリジナルのワード・ベイカーの仕事に則ってトム・ジョーンズが行なっている。
 

 この時の『Chicago』の主要キャストは次の通り。
 ロキシー・ハート/ビビ・ニューワース、ヴェルマ・ケリー/ブレンダ・ブラクストン(『Jelly’s Last Jam』『Smokey Joe’s Cafe』)、ビリー・フリン/フィリップ・キャズノフ(『Chess』『Shogun: The Musical』)、エイモス・ハート/ロブ・バートレット(『Little Shop Of Horrors』)、ママ・モートン/ロズ・ライアン(『One Mo’ Time』『The Pajama Game』)、メアリー・サンシャイン/R・ロウ。

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