The Chronicle of Broadway and me #909(The Honeymooners/Chicago[23])

2017年10月@ニューヨーク(その3)

 『The Honeymooners』(10月29日13:30@Paper Mill Playhouse Millburn, New Jersey)について旧サイトに書いた観劇当時の感想(<>内)。

 <『The Honeymooners』の元は、シットコムの初期ヒット作(1955年~1956年)。今でもケーブルTVで流れているから、世代を超えて知られているのは間違いない。そのTV番組の元は、作者でもあり主演者でもあるジャッキー・グリースンのヴァラエティ・ショウの1コーナーだった、とウィキペディアには書いてある。
 内容はニューヨークのアパートメントに住む2組の夫婦の話で、詳しくは各自お調べください(笑)。

 で、今回の舞台、そのTVの役者のイメージに似て、かつソックリさんというわけでもない魅力も演技力もある役者を揃えて、この時点で半分は成功。
 具体的には、マイケル・マッグラス(『Little Me』『Exactly Like You』『Wonderful Town』『Monty Python’s Spamalot』『Memphis』『Nice Work If You Can Get It』『On The Twentieth Century』『She Loves Me』)、マイケル・マストロ(『Love! Valour! Compassion!』『Side Man』『Guys And Dolls』『Mamma Mia!』『West Side Story』)、レズリー・クリッツァー(『The Great American Trailer Park』『Legally Blonde: The Musical』『A Catered Affair』『A Letter To Harvey Milk』『Nobody Loves You』『Piece Of My Heart: The Bert Berns Story』『The Robber Bridegroom』)、ローラ・ベル・バンディ(『Ruthless!』『Hairspray』『Legally Blonde: The Musical』)。この布陣でブロードウェイを目指しているようだ。

 楽曲は内容に合わせた’50年代的なオーソドックスな作風で、ダンサブルなナンバーもあり、ペイパーミルで観ている分には悪くないが、ブロードウェイ進出となると決め手に欠ける印象になるかも。作曲のスティーヴン・A・ワイナー、作詞のピーター・ミルズ、共に、これが初のブロードウェイ作品となる模様。>

 でもって2023年春時点でブロードウェイ未着(1907年開幕の同名ミュージカルがあるが、もちろん別物)。

 脚本ダスティ・ケイ&ビル・ナス。
 演出ジョン・ランドー(『Urinetown』『Dance Of The Vampires』『The Wedding Singer』『A Christmas Story The Musical』『On The Town』)。振付ジョシュア・バーガッシー(『Wild About Harry』『On The Town』『Gigi』『Charlie And The Chocolate Factory』)。
 


 『Chicago』(10月29日19:00@Ambassador Theatre)については、例によって主要キャストを挙げておく。
 シャーロット・ダンボワーズ(ロキシー)、アムラ=フェイ・ライト(ヴェルマ)、トム・ヒューイット(ビリー・フリン)、レイモンド・ボキュアー(エイモス)、ナターシャ・イヴェット・ウィリアムズ(ママ・モートン)。なかなかの顔ぶれ

 過去のブロードウェイ・リヴァイヴァル版『Chicago』の感想は次の通り(初回はシティー・センター)。
 5/4/19961/9/19976/12/199712/11/19973/21/19986/13/199810/3/19981/6/19995/8/19992/10/200111/12/20019/22/20027/31/20032/9/20076/8/200812/31/20091/16/201111/24/201111/22/20123/2/201411/27/201410/20/2015

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