The Chronicle of Broadway and me #588(Irving Berlin’s Whit Christmas[2]/Chicago[16]/Finian’s Rainbow[2]/Ragtime[2])

2009年12月~2010年1月@ニューヨーク(その6)

 この渡米時に再見した4作品をまとめて(やはり再見の『The Toxic Avenger』については、1度目観劇の感想と併せてアップ済み)。

 『Irving Berlin’s White Christmas』(12月29日19:00@Marquis Theatre)について旧サイトに書いた観劇当時の感想(<>内)。

<昨シーズンの同時期に、やはり期間限定で登場した作品の再演。今後も劇場の空きがあれば季節ものとして出てくるのだろうか。
 主要出演者はほぼ一新されたが、堅実な仕上がりについての基本的な感想は一昨年と変わらない。
 と言いつつ、ダンス・シーンがこんなに楽しかったんだなあ、と改めて思ったりもした。>

 主要キャスト4人は、ジェイムズ・クロウ(『Blood Brothers』『Assassins』)、メリッサ・エリコ(『My Fair Lady』『High Society』『Amour』『Dracula, The Musical』)、トニー・ヤズベク(『Never Gonna Dnace』『Fanny Hill』『A Chorus Line』『Gypsy』『On The Town』)、マラ・デイヴィ(『A Chorus Line』)。
 前回「歌が中盤で光る」と書いたスーザン・マンスールの役は、ルース・ウィリアムソン(『Guys And Dolls』『Little Me』『The Music Man』『La Cage Aux Folles』)。
 

 『Chicago』(12月31日15:00@Ambassador Theatre)について旧サイトに書いた観劇当時の感想(<>内)。

約1年半ぶりに観たのは、大晦日の数少ない上演作品の内の1本だったから。
 今回のスターはロキシー役のアシュリー・シンプソン・ウェンツ。ロンドンでロキシーを経験しているものの、元々は歌手らしく、ダンス、演技共にイマイチな印象。
 もっとも、支えているのが、2003年夏のメラニー・グリフィスのロキシーを受けてビクともしなかった、ヴェルマ役ディードリ・グッドウィン、ビリー・フリン役ブレント・バレットであってみれば、心配は微塵もない。ママ・モートン役もロズ・ライアンだし。
 実に安定していて、今でも面白い。>

 主要キャストの内、書いていないエイモス役は、レイモンド・ボキュアー。
 

 『Finian’s Rainbow』(1月2日20:00@St. James Theatre)と『Ragtime』(1月3日15:00@Neil Simon Theatre)について旧サイトに書いた観劇当時の感想(<>内)。

『Finian’s Rainbow』『Ragtime』は早すぎるクローズの発表を受けて、最後を看取るつもりでの再見。
 前回書いたように、どちらもいい出来だっただけに残念。>

 前者はプレヴュー開始10月8日、正式オープン10月29日、クローズ翌年1月17日。後者はプレヴュー開始10月23日、正式オープン11月15日、クローズ翌年1月10日。
 前回の感想はこちら→『Finian’s Rainbow』『Ragtime』