★2013年3月@ニューヨーク(その10)
オフの2作品をまとめて。
『Bunnicula』(3月22日13:00@DR2 Theatre)は、吸血ウサギの出てくる、少しブラックな味のある子供向けミュージカル。なかなか怖かった印象がある。
原作は、デボラ&ジェイムズ・ハウの同名児童小説。後にTVのアニメーション・シリーズにもなっているらしい。
作曲サム・デイヴィス、作詞マーク・ウォルドロップ。脚本はドラァグ・クイーンとしても知られるチャールズ・ブッシュ。
演出カール・アンドレス。振付コナー・ギャラガー。
『Donnybrook!』(3月24日15:00@Irish Repertory Theatre)は、ジョニー・バークが楽曲を書いたブロードウェイ・ミュージカル(1961年)のリヴァイヴァル。
元になっているのは、ジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン主演の1952年の映画『The Quiet Man』(邦題:静かなる男)。古き佳きアイルランドへの郷愁に満ちた、この劇場に相応しい演目。
「Donnybrook」という語はアイルライドの地名が語源で、「乱闘」を意味するらしい。ドラマの最後に男同士が殴り合って和解することを指しているのだと思われる。
脚本ロバート・E・マッケンロー。
演出シャーロッテ・ムーア。
出演は、ジェイムズ・バーバー(『Cyrano: The Musical』『Jane Eyre』『Assassins』『A Tale Of Two Cities』)、ドナ・ケイン(『Meet Me In St. Louis』)他。
“The Chronicle of Broadway and me #727(Bunnicula/Donnybrook!)” への4件のフィードバック