The Chronicle of Broadway and me #492(Frankenstein/Minimum Wage)

2007年11月@ニューヨーク(その5)

 『Frankenstein』(11月23日20:00@Theatre A/37 Arts)について旧サイトに書いた観劇当時の感想(<>内)。

<偶然、この時期オフでもフランケンシュタイン劇を上演中。
 ただし、こちらは原作小説に沿ったゴシック・ホラー的な内容。が、セットも演出も近代的で、どうも、その辺の折り合いがしっくりいっていない印象。力作ではあるが。
 主演は『Urinetown』のハンター・フォスター。>

 ハンターは、図らずも『Young Frankenstein』に出ている妹(サットン)と、オン、オフで同じ元ネタによる競演となっていたわけだ。
 出演は他に、婚約者エリザベス役クリスティアン・ノール(『Jekyll & Hyde』『A Fine & Private Place』)、モンスター(クリーチャー)役スティーヴ・ブランチャード(『Johnny Guitar: The Musical』)、友人ヘンリー役ジム・スタネック(『A Funny Thing Happened on the Way to the Forum』『Lestat』)ら。
 作曲マーク・バロン、作詞・脚本ジェフリー・ジャックソン、原作脚色ゲイリー・P・コーエン。
 演出ビル・フェネリー、振付ケリー・デヴァイン。
 

 『Minimum Wage』(11月24日20:00@Green Room)について旧サイトに書いた観劇当時の感想(<>内)。

<劇場を、架空のハンバーガー・ショップの店員教育の場と設定したコメディで、歌は全てア・カペラ。
 工夫を凝らしたコーラス・ワーク等、歌は悪くないのだが、脚本・演出がひどく、役者のコメディ演技もぎこちなく、笑えない場面が多すぎて退屈した。>

 作曲ショーン・アルトマン、チャーリー&ジェフ・ラグレカ、作詞・原案・脚本チャーリー&ジェフ・ラグレカ。
 演出ガイ・ストロマン(『You Might As Well Live』)。
 チャーリー&ジェフ・ラグレカは5人の出演者の内の2人でもある。彼らはどうやらスタンダップ・コミックのようだ。