The Chronicle of Broadway and me #958(The Other Josh Cohen[2]/Girl From The North Country)

2018年11月@ニューヨーク(その7)

 以前にも観たことのあるオフ作品2本について。
 

 『The Other Josh Cohen』(11月1日20:00@Westside Theatre(downstairs))は2014年2月にニュージャージーのペイパー・ミル・プレイハウス版を観ているが、例によって(笑)すっかり忘れていた。実は、その前(2010年10月)に『V-Day』というタイトルでNYMFに参加していたトライアウト版とでも言うべきものも観ているのだが(苦笑)。

 そんなわけで、感想は、内容的に変わっていないペイパー・ミル・プレイハウス版に譲ります。作者情報もそちらで。
 ただし、演出は、テッド・スパーリングからハンター・フォスター(出演者として『Urinetown』『Little Shop Of Horrors』『Frankenstein』『Happiness』『Ordinary Days』『Million Dollar Quartet』『Hands On A Hardbody』『The Bridges Of Madison County』)に替わっている。また、振付のクレジットがなくなっている。
 


 『Girl From The North Country』(11月4日19:30@Newman Theater/Public Theater)のオフ・ブロードウェイ版。この年の初めにロンドン版を観ているが、こちらはもちろん覚えていて(笑)、ニューヨークにやって来ると面白いのに、と待っていた。
 なんたって、ニューヨークはディランにとっては第二の故郷みたいなところだし、もしブロードウェイで上演されてトニー賞楽曲賞の候補にでもなれば(オリヴィエ賞は候補になった)、授賞式にディランが登場するかもしれないから(たぶんしないけど)。まあ、そんなことを考えていた感じ(実際この後、ブロードウェイに移ってトニー賞にもノミネートされるが、楽曲賞は対象にならなかった)。
 オフでの上演劇場がパブリック・シアターだったのは、ロンドン上演の最初の劇場がやはり非営利のオールド・ヴィク劇場だったことと関係があるのだろうか。提携とかありそうだが。

 この不思議に心に沁みる作品の感想は、ロンドン版と、(先行してアップしてある)1年3か月後に観るブロードウェイ版のものを読んでいただければ幸いです。

 なお、出演者はブロードウェイ版でもほぼ同じだが、以下のキャストは変更になっている(左がオフ版→右がブロードウェイ版)。

 スティーヴン・ボガーダス→ジェイ・O・サンダーズ
 デイヴィッド・ピットゥ→マット・マッグラス
 シドニー・ジェイムズ・ハーコート→オースティン・スコット

 ただし、観た回は、シドニー・ジェイムズ・ハーコートの代役でマシュー・フレデリック・ハリスが出演していた。

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