The Chronicle of Broadway and me #476(The Producers[3]/Grey Gardens[2])

2007年4月@ニューヨーク(その7)

 『The Producers』(4月10日20:00@St. James Theatre 246 W. 44th St.)について旧サイトに書いた観劇当時の感想(<>内)。

<メル・ブルックスの次作『Young Frankenstein』に後を譲るために幕を下ろすことになった『The Producers』
 相変わらず面白かった。が、最初の観劇記にも書いたように、楽曲の既聴感という点で、傑作とは言いがたい。
 その点、次作はどうだろう。>

 『Young Frankenstein』が(おそらくメル・ブルックスが期待したほどの)ヒット作とならなかったのは、ご承知の通り。

 この時の主な出演者は、マックス役ジョン・トレイシー・イーガン(『Jekyll & Hyde』)、レオ役ハンター・フォスター(『Urinetown』『Little Shop Of Horror』)、ロジャー役リー・ロイ・リームズ(『Hello, Dolly!』の演出・振付)、カルメン役ブラッド・マスグローヴ(『Fosse』『La Cage Aux Folles』)、フランツ役ビル・ノルティ(『1776』『Jane Eyre』)、ウーラ役は後に『The Prom』で自身を反映しているようなアンジーを演じるアンジー・シュウォーラー。
 

 『Grey Gardens』(4月11日14:00@Walter Kerr Theatre)について旧サイトに書いた観劇当時の感想(<>内)。

『Grey Gardens』は、予想通り、昨年2月に観たオフ上演時と全く同じ。もっとも、細かい演出についてまでは自信がないが。
 違ったのは、その間に、こちらが元になったドキュメンタリー映画をDVDで観たことで、没落後の母娘の奇行に見える描き方が誇張でなかったことがわかって驚いた。
 苦味の勝った作品だが、重苦しくなる手前で留めて面白がらせる呼吸が見事、と再見して改めて思った。>

 主な登場人物でオフから役者が変更になっているのは、第1幕の“リトル”・イディ役。サラ・ゲテルフィンガーから、最近『Diana, The Musical』でカミラを演じていたエリン・デイヴィーに。デイヴィーのブロードウェイ・デビュー作。

The Chronicle of Broadway and me #476(The Producers[3]/Grey Gardens[2])” への3件のフィードバック

コメントを残す