★2013年9月@ニューヨーク(その3)
『Big Fish』(9月25日20:00@Neil Simon Theatre)について旧サイトに書いた観劇当時(翌2014年2月16日記述)の感想(<>内)。
<ダニエル・ウォーレスの同名小説と、その映画化(監督ティム・バートン)を元にした舞台ミュージカル化。心にグッと来る、いい作品だったが、残念ながら12月29日に終わってしまった。
このところよく書くことだが、オーソドックスな感触のかっちりと仕上がったミュージカルはブロードウェイでは当たらなくなっている。観客の感覚が変わってきているのだろう。
この舞台も、ファンタジーでありながら派手な映像等使わず、ヴォードヴィル的な見世物感覚の趣向が楽しかったのだが、そのあたりが裏目に出たのかもしれない。
作曲・作詞はアンドリュー・リッパ(『The Addams Family』)、脚本は映画と同じくジョン・オーガスト、演出・振付はスーザン・ストロマン。ストロマン作品らしく華やかに見せるアイディアが豊富だったが、振付の新味はやや乏しかったか。
役者は、ノーバート・レオ・バッツ(『Catch Me If You Can』)、ケイト・ボールドウィン(『Finian’s Rainbow』)、ボビー・ステッガート『Ragtime』)と芸達者が揃って見応えがあった。>
他にブラッド・オスカー(『Jekyll & Hyde』『The Producers』『Bells Are Ringing』)も出ていた。
映画版の脚本はジョン・オーガスト。ティム・バートン版の『Charlie And The Chocolate Factory』の脚本もこの人。
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