The Chronicle of Broadway and me #840(School Of Rock The Musical)

2015年11月@ニューヨーク(その5)

 『School Of Rock The Musical』(11月18日20:00@Winter Garden Theatre)について旧サイトに書いた観劇当時の感想(<>内)。

<もちろん、あの同名ヒット映画(2003年)の舞台ミュージカル化。

 驚くなかれ、作曲はアンドリュー・ロイド・ウェバーその人。自身の書いた新作はもちろん、プロデュース作も当たらないし、旧作を引っ張り出しても短命に終わるしで、もう恥も外聞もなくヒット映画に頼ったって感じに見えるがどうだろう。まあ、本来、節操のない人だから、これでいいのだと思うが。
 作詞は『Sister Act』のグレン・スレイター。
 舞台としては、よくまとまっているが、楽曲には特筆すべきところはない。『Sister Act』並みの出来と思えば間違いない。
 見どころは子役たちの達者な楽器演奏で、ことにベースの女の子イーヴィー・ドーランがカッコいい。

 ちなみに、ロイド・ウェバーは2016年夏に『Cats』をブロードウェイで復活させる。>

 脚本ジュリアン・フェローズ(『Mary Poppins』)。
 演出ローレンス・コナー(リヴァイヴァル版『Les Miserable』)。振付ジョアン・M・ハンター(『On A Clear Day You Can See Forever』『Grease』@N.J.)。

 主演のインチキ学校教師役はアレックス・ブライトマン。『Wicked』に途中参加、超短命作『Glory Days』のアンダースタディ、『Matilda The Musical』に途中参加、『Big Fish』と来て、ここでブレイク。同じ劇場での『Beetlejuice』でも主演することになる。
 その相手役は『The Little Mermaid』のオリジナル・アリエル役シエラ・ボーゲス(It Shoulda Been You)。
 他に、スペンサー・モーゼズ(『Guys And Dolls』『Doctor Zhivago』)、マミー・パリス(『110 In The Shade』『Ragtime』『On The Twentieth Century』)ら。