The Chronicle of Broadway and me #780(Bullets Over Broadway[2]/Grease[N.J])

2014年6月@ニューヨーク(その7)

 『Bullets Over Broadway』(6月10日19:00@St. James Theatre)の再見は、プレヴュー中の前回の感想で、「装置の件も含め、再見の予定」と書いた通り、予定の行動。

 「装置の件」以外の理由は、前回、マリン・メイズィー演じるところの大女優役が代役だったから。無事、どちらもクリアしたが、「どことなく不完全燃焼感が残った」という初見での印象は、残念ながら変わらなかった。
 トニー賞授賞式2日後の観劇だったが、同賞では6部門でノミネートされたものの、受賞なし。8月24日で幕を降ろすことになった。
 

 『Grease』(6月12日13:30@Paper Mill Playhouse Millburn)というミュージカルを観るのは、これで4度目。そんなに気に入っているわけでもないのに(笑)。
 この作品、1978年映画化版のヒット以降、舞台版にも影響が出て変更が加えられているが、このペーパー・ミル・プレイハウス版には、(観た中で言えば1999年3月に観たロンドン版以降のヴァージョン同様)映画版で加えられた楽曲「Grease」「Hopelessly Devoted To You」「Sandy」「You’re The One That I Want」が入っている。

 演出ダニエル・ゴールドスタイン(『Walmartopia』『Godspell』『Tamar Of The River』)。振付ジョアン・M・ハンター(『On A Clear Day You Can See Forever』)。

 ダニー役は後に『A Bronx Tale The Musical』『Company』に出ることになるボビー・コンテ・ソーントン。サンディ役はテイラー・ラウダーマン(『Bring It On The Musical』)。リゾ役はモーガン・ウィード(『Next To Normal』『Saved』『Swing State』)。ティーン・エンジェル役テリー・レオン(『Aladdin』『Allegiance』『Godspell』)。