The Chronicle of Broadway and me #592(The Addams Family)

2010年3月@ニューヨーク(その3)

 『The Addams Family』(3月17日20:00@Lunt-Fontanne Theatre)について旧サイトに書いた観劇当時の感想(<>内)。

<見どころは、何と言っても役者の顔ぶれ。
 ネイサン・レインとビビ・ニューワースの共演と聴いて「観たい!」と思わないミュージカル好きはいない、と個人的には思うが、どうだろう。
 その他、テレンス・マン、キャロリー・カーメロが完全に脇に回ってるってのも贅沢だし(もちろん見せ場はある)。一方では、ジャッキー・ホフマン、ケヴィン・チャンバリンといった個性派が、ファミリーの一員として、ここぞとばかりに暴れ回る。
 楽曲、脚本、演出に傑出したところはなく、作品の出来はほどほどだが、とにかく役者で楽しめる。オリジナル・キャストの内にどうぞ。>

 作曲・作詞アンドリュー・リッパ(『John & Jen』『You’re A Good Man, Charlie Brown』『The Wild Party』MTC版)。オリジナル・キャスト盤を聴き直すと、楽曲は「傑出し」てはいないが、悪くない。面白い題材を得て、リッパがのびのびと羽根を伸ばしている感じがして楽しい。
 脚本マーシャル・ブリックマン&リック・イライスは『Jersey Boys』のコンビ。原作チャールズ・アダムズ。
 演出(装置&衣装デザイン)フェリム・マクダーモット&ジュリアン・クラウチ。振付セルジオ・トゥルヒオ(『The Great American Trailer Park』『Jersey Boys』『Next To Normal』『Next To Normal『Saved』『Guys And Dolls』『Memphis』)。

 出演は他に、クリスタ・ロドリゲス(『Good Vibrations』『Spring Awakening』『In The Heights』)、子役のアダム・リーグラー(『Shrek The Musical』)、ザカリー・ジェイムズ(『South Pacific』)等。

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