The Chronicle of Broadway and me #888(The Lightning Thief: The Percy Jackson Musical/The Little Mermaid/Joan Of Arc: Into The Fire)

2017年3月~4月@ニューヨーク(その8)

 オフの3作をまとめて。
 

 『The Lightning Thief: The Percy Jackson Musical』(3月28日19:30@Lucille Lortel Theatre)については、前もってアップしてある2020年のブロードウェイ版の感想にまとめて書いてありますが、そちらに書いていないキャストについてだけ簡単に。

 主演のクリス・マッカーレル(『Les Miserables』)の他、クリスティン・ストークス、サラ・ベス・プレイファー、ジェイムズ・ハイデン・ロドリゲスの4人は、そのままブロードウェイにも出演。
 残る3人はオンに移る際に交代。それが、ジョージ・サラザー→ジョレル・ジャヴィアー、ジョナサン・レイヴィーヴ→ライアン・ノウルズ、キャリー・コンペア→ジェイリン・スティール。

 オンに行くとは思いもしなかった。
 

 『The Little Mermaid』(4月2日11:00@Players Theatre)はファミリー向けの70分の1幕物。
 人間の役者の他にパペットも出て来る。ご近所の子供たちと一緒に気軽に観ていられる作品。

 作曲マイケル・スゴーロス、作詞・脚本ブレンダ・ベル。
 演出ケイト・オーガスト。振付レベカー・シェイド。
 

 『Joan Of Arc: Into The Fire』(4月2日20:30@Newman Theater/Public Theater)は、デイヴィッド・バーンの作曲・作詞・脚本による新作ミュージカル。
 「ファットボーイ・スリムと組んだ前作『Here Lies Love』がクラブ・ミュージックを使って会場をディスコ化したユニークさと比べると、かなり”普通”なロック・ミュージカル。少し期待外れだった。」というのが配信音楽誌「ERIS」19号(2017年6月)に書いた簡単な感想。
 ジャンヌ・ダルク伝説を半ばコンサート形式で描く作品で、キーボード、ギター×2、ベース、ドラムス、トランペットという編成のバンドをバックに、出演者たちはマイクを手にして歌う。

 演出アレックス・ティンバーズ(『Bloody Bloody Andrew Jackson』『The Pee-wee Herman Show』『Peter And The Starcatcher』『Rocky』『The Robber Bridegroom』)。振付スティーヴン・ホゲット(『American Idiot』Once『Peter And The Starcatcher』『Rocky』『The Last Ship』『The Curious Incident Of The Dog In The Night-Time』)。

 ジャンヌ・ダルク役ジョー・ランパートの印象が鮮烈。

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