The Chronicle of Broadway and me #571(Bye Bye Birdie)

2009年10月@ニューヨーク(その3)

 『Bye Bye Birdie』(10月7日20:00@Henry Miller’s Theatre)について旧サイトに書いた観劇当時の感想(<>内)。

<ブロードウェイでのリヴァイヴァルは約50年ぶり(初演1960年)。凝ったセットの効果もあって、手堅い仕上がり。
 しかしながら、1950年代のアメリカ白人中流階級の価値観で覆われた舞台は、(エルヴィス・プレスリー入隊騒ぎの)パロディだという前提があったとしても、現代の感覚から言うと、お行儀が良すぎてズレてる感じがする。
 オリジナル・キャストでディック・ヴァン・ダイクとチタ・リヴェラが演じた役を(その2人ほど)踊れない2人(ジョン・ステイモスとジーナ・ガーション)がやっているのも期待外れで残念。ビル・アーウィンが献身的な体技で1人気を吐いている。
 ラウンダバウトの製作なので、例によっての期間限定公演です。>

 作曲チャールズ・ストロース×作詞リー・アダムズの出世作。このコンビで『Golden Boy』『Applause』をヒットさせる。脚本マイケル・スチュワート(『Hello, Dolly!』『42nd Street』)。
 演出・振付ロバート・ロングボトム(『Side Show』『The Scarlet Pimpernel』『Flower Drum Song』)。

 バーディ役はノーラン・ジェラード・ファンク。
 ビル・アーウィンとの夫婦役でディー・ホッティ(『City Of Angels』『The Will Rogers Follies』『The Best Little Whorehouse Goes Public』)もキャスティングされていたが、1999年1月の『Footloose』同様、残念ながら観た日は代役だった。

 フィナーレでタイトル・ナンバー「Bye Bye Birdie」が歌われるが、これは、アン・マーグレットの出た1963年の映画版のために作られた楽曲で、初演では使われていない。

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